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調湿とは?そのメリットと住宅に適した調湿素材を紹介

  • コラム
調湿とは?そのメリットと住宅に適した調湿素材を紹介

「調湿」という言葉をご存知でしょうか。
新築やリフォームを考えている方、住まいの快適性や健康に気を遣う方は、ぜひ知っておきたいキーワードです。
快適で健康的な住まいを実現したい、カビやダニの発生を抑えたい、家の寿命を長くしたい。
そんな願いを叶えるために、調湿が重要な役割を果たします。

この記事では、調湿の重要性、メリット、具体的な方法や素材について解説し、快適で健康的な住まいを実現するための情報をお伝えします。

□調湿とは?なぜ必要なの?

調湿とは、簡単にいえば「湿度を調節する」ことです。
湿気が高い時には水分を吸収し、乾燥している時にはそれを放出することで、室内の湿度を一定に保ちます。
しかし、なぜ調湿が必要なのでしょうか。

1:湿度が低すぎることの弊害

湿度が低すぎると、さまざまな弊害があります。
例えば、口や鼻などの粘膜が乾燥し、風邪やインフルエンザにかかりやすくなることや、皮膚や粘膜から水分が蒸発し、脱水症状を引き起こしやすくなること、皮膚が乾燥し痒みやアトピーなどの原因となることもあります。

このような健康被害以外にも、静電気が発生しやすくなり火災リスクが高まる危険や、無垢材のような素材が反ったり収縮したりして、割れてしまうといった安全性のリスクも高まります。

2:湿度が高すぎることの弊害

湿度が高すぎることで生じる問題もあります。
体の発汗作用が機能せず、代謝が悪くなる点や、自律神経の乱れにつながる点が身体的な問題として挙げられます。

さらに、カビやダニが発生しやすくなることや、木材が腐朽しやすくなりシロアリが活発化することなど、家の寿命に関わる危険性も高まります。

3:快適な湿度の範囲

室内における快適な湿度は、40〜60%程度とされています。
建築物衛生法では、室内相対湿度を40〜70%に保つことが推奨されています。
湿度が40%以下になると、ウイルスが空気中に浮遊しやすくなり、感染リスクが高まります。

一方、60%を超えるとカビやダニが発生しやすくなり、70%以上になるとシロアリにとって快適な環境が整ってしまいます。
また、木材が腐る原因となる木材腐朽菌は、湿度が高く、気温が高い環境で繁殖が活発になります。
つまり、快適な暮らしと家の寿命を守るためには、適切な湿度管理が不可欠なのです。

□調湿で得られるメリット

調湿は、快適な暮らし、健康リスクの抑制、家の寿命の延長など、多くのメリットをもたらします。

1:カビやダニの繁殖抑制

湿度はカビやダニの繁殖に大きな影響を与えます。
湿度が高すぎると、カビやダニは繁殖しやすい環境になります。
調湿によって適切な湿度を保つことで、カビやダニの発生を抑制し、衛生的で快適な生活空間を実現できます。

特に、小さなお子さんやペットがいる家庭では、カビやダニによる健康被害を防ぐためにも調湿は重要です。

2:温度調節による快適性向上

調湿は、温度調節にも役立ちます。
湿度が高いと、体感温度は上昇し、蒸し暑く感じます。
逆に、湿度が低いと、体感温度は低下し、寒く感じます。

調湿によって適切な湿度を保つことで、体感温度を快適に保ち、エアコンに頼り過ぎない生活を実現できます。
夏は涼しく、冬は暖かく、一年を通して快適に過ごせる住まいを実現したい方は、ぜひ調湿を検討してみてくださいね。

3:ウイルスや菌の活性化抑制

湿度が高い環境は、ウイルスや菌の活動にとって好都合です。
湿度が60%を超えると、多くのウイルスや菌が活発化し、感染リスクが高まります。
調湿によって適切な湿度を保つことで、ウイルスや菌の活性化を抑え、健康的な生活空間を維持できます。
特に、感染症が流行する時期や、免疫力が低下しやすい方は、注意が必要です。

4:構造体の腐食やシロアリ被害の防止

調湿は、家全体の耐久性にも貢献します。
湿度が高い環境は、木材の腐朽やシロアリの発生を促進します。
調湿によって適切な湿度を保つことで、木材の腐朽やシロアリ被害を防ぎ、家の寿命を延ばせます。

大切な住まいを長く大切にしたい方は、ぜひ調湿を意識した家づくりを検討してみてください。

□住宅の調湿性を高める方法・建築材料

調湿を実現するためには、さまざまな方法があります。
大きく分けて、設備による強制的な方法と、建築材料による緩やかな方法の2種類があります。

*設備による強制的な方法

加湿器を使用すると、乾燥した空気に水分を供給し湿度を上げられます。
逆に湿度が高すぎる場合は、除湿機を使用して、湿った空気から水分を吸収し湿度を下げましょう。

エアコンには、冷房や暖房機能に加えて、除湿機能を持つ機種もあります。

*建築材料による緩やかな方法

1:漆喰

消石灰を主原料とする塗り壁材です。
空気中の水分を吸収するだけでなく、乾燥時にはそれを放出する優れた調湿性能を持ちます。
また、消臭効果や防カビ効果も期待できます。
さらに、調湿機能に加えて、断熱性や遮音性も優れているため、快適な住環境を実現するのに最適です。

ただし、施工に時間がかかることや、乾燥時間が長いことがデメリットです。

2:珪藻土

植物性プランクトンの化石から生まれた自然素材です。
多孔質構造のため、空気中の水分を吸収・放出し、優れた調湿性能を発揮します。
また、吸音効果や断熱効果も期待できます。
近年では、塗り壁材だけでなく、壁紙やタイルなど、さまざまな製品が開発されています。
ただし、漆喰と同様に、施工に時間がかかることや、乾燥時間が長いことがデメリットです。

3:シラス壁

火砕流が堆積したシラスを原料とする塗り壁材です。
珪藻土と同様に多孔質構造で、優れた調湿性能を発揮します。
また、消臭効果や防カビ効果も期待できます。
近年、注目を集めている素材の一つです。

ただし、価格が高いことがデメリットです。

3:調湿クロス

吸水性ポリマーを用いた壁紙です。
湿度の高い状態では水分を吸収し、乾燥時にはそれを放出します。
施工が簡単で、価格も比較的安価であるため、手軽に調湿効果を得たい方におすすめです。

ただし、デザインや色の選択肢が限られることがあります。

4:珪藻土クロス

珪藻土を原料とした壁紙です。
塗り壁材と比べて、施工が簡単で、乾燥時間も短縮できます。
調湿性能に加えて、吸音効果や断熱効果も期待できます。

ただし、価格がやや高めです。

5:木質クロス

木のシートを用いた壁紙です。
自然素材ならではの温かみがあり、調湿性能も期待できます。

ただし、価格が高いことや、汚れに弱いことがデメリットです。

6:エコカラット

内装タイルの一種で、優れた調湿性能を持つことで知られています。
多孔質構造で、空気中の水分を吸収・放出し、快適な湿度を保ちます。
また、消臭効果や防汚効果も期待できます。
デザインも豊富で、さまざまな空間にマッチします。

ただし、価格が高いことがデメリットです。

7:杉・桧・パインなど

無垢材は、調湿性能に加えて、木の温かみを感じられる、自然素材ならではの良さがあります。

ただし、価格が高く、メンテナンスが必要なことがデメリットです。

8:床下調湿材

床下には、調湿効果の高い素材を用いることで、家全体の湿度を調節できます。
代表的な素材には、炭、ゼオライト、珪藻土などがあります。

*素材を選ぶ際の注意点

調湿性能だけでなく、耐久性やメンテナンスのしやすさも考慮して素材を選ぶことが大切です。
また、素材によって価格やデザインが異なるため、予算や好みに合わせて適切な素材を選びましょう。

□まとめ

調湿は、快適な住環境を実現し、健康リスクや家の寿命を延ばすための重要な要素です。
適切な湿度を保つことで、カビやダニの繁殖を抑え、温度調節による快適性向上、ウイルスや菌の活性化抑制、構造体の腐食やシロアリ被害の防止などのメリットが得られます。
調湿を実現するためには、設備による強制的な方法と、建築材料による緩やかな方法があります。

それぞれの方法にはメリット・デメリットがありますので、ご自身のニーズやライフスタイルに合わせて適切な方法を選択してくださいね。

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