平屋での暮らしは、階段の上り下りがない快適さや、庭とのつながりの深さなど、多くの魅力を持っています。
特に新築で平屋を検討されている方は、理想の住まいへの期待とともに、後々後悔しないための情報を求めていることでしょう。
しかし、その特性ゆえに、いくつかの陥りやすい落とし穴も存在します。
今回は、平屋ならではの失敗例とその具体的な解決策を、設計・間取りの視点から詳しく解説していきます。
平屋の新築でよくある失敗とは?
日当たりや風通しが悪くなる
平屋は一般的に横に広がる設計となるため、建物の中央部分や奥まった部屋はどうしても自然光が届きにくくなりがちです。
窓の配置や大きさ、隣家との距離、周辺の建物や樹木の影響などを十分に考慮せずに計画を進めると、一日中薄暗い空間になったり、湿気がこもりやすくなったりする可能性があります。
特に、家族が集まるリビングやダイニングといった主要な生活空間が日陰になってしまうと、快適性は大きく損なわれ、日中の活動にも影響が出かねません。
また、風の通り道まで考慮されていないと、夏場に室温が上昇しやすかったり、換気がうまくいかずにカビの発生を招いたりするリスクも高まります。
収納スペースが不足する
二階建ての住宅と比較して、平屋は単純に床面積が限られるため、十分な収納スペースを確保することが難しい場合があります。
日々の生活に必要な家具や家電、季節ごとに必要になる衣類や道具、趣味のグッズなどをすべて収めるための十分なスペースを計画段階で確保しないと、後々、物であふれかえってしまい、生活空間が散らかりやすくなってしまいます。
特に、ファミリー層や多くの物を所有している家庭では、初期段階での収納計画の甘さが、住み始めてからの大きな後悔につながるケースが少なくありません。
各部屋のクローゼットや物入れの数を安易に減らしてしまうと、収納場所を確保できず、結果的に物が整理整頓されずに散乱してしまう状況に陥りやすくなります。
プライバシーの確保が難しい
平屋は、その構造上、窓や庭が道路や隣接する敷地に面しやすいため、外部からの視線が室内や庭に直接入り込みやすいという側面があります。
特に、リビングや寝室など、一日の疲れを癒すためのリラックスしたい空間において、外からの視線が気になる場合、常にカーテンを閉め切った状態での生活を余儀なくされる可能性があります。
これにより、せっかく平屋に住むことによって得られるはずの開放感や、庭とのつながりを十分に享受できなくなってしまうことも考えられます。
また、庭でガーデニングを楽しんだり、家族でくつろいだりする際にも、隣家からの視線が気になってしまい、落ち着いて過ごせないといった状況も起こり得ます。

平屋の失敗を防ぐ設計・間取りの工夫
中庭で日当たりと風通しを改善する
建物をコの字型やロの字型に配置し、その中央に中庭を設ける設計は、平屋における日当たりと風通しの問題を解決する有効な手段です。
中庭を設けることで、建物内部の奥まった場所や中心部まで、効果的に自然光を採り込み、爽やかな風を通すことが可能になります。
中庭に面して大きな窓やテラスドアを配置することで、プライバシーを保ちつつ、明るく心地よい室内空間を実現できるでしょう。
さらに、中庭のスペースに緑を植えたり、ウッドデッキを敷いたりすることで、家族がくつろいだり、食事を楽しんだりできるプライベートなアウトドアリビングとしても活用できます。
採光や通風といった機能性だけでなく、空間に広がりと奥行きをもたらし、開放感あふれる住まいづくりに貢献します。
回遊動線で生活動線をスムーズにする
平屋の生活動線をスムーズにするためには、回遊動線を意識した間取りの計画が非常に有効です。
これは、キッチンからダイニング、リビング、洗面所、玄関などをぐるりと一周できるように配置することで、家事の効率化や移動距離の短縮を実現する考え方です。
例えば、キッチンと洗面所、洗濯スペースを隣接させ、さらにパントリーや収納スペースへと繋げることで、調理から洗濯、片付けまでの作業が一連の流れで行えるようになり、家事負担の軽減に繋がります。
また、廊下を極力少なくし、各部屋を効率的に配置することで、デッドスペースを削減し、その分収納スペースの確保に充てることも可能になります。
このように、家族が日常的に利用する水回りや主要な部屋へのアクセスを考慮した配置にすることで、日々の暮らしの質を大きく向上させることができます。
小屋裏収納で収納不足を解消する
平屋ならではの空間活用法として、小屋裏収納の設置が挙げられます。
平屋の屋根形状を工夫し、天井高に余裕を持たせることで、屋根裏の空間を有効活用した大容量の収納スペースを確保することが可能です。
この小屋裏収納には、普段あまり使用しない季節物の衣類や家電、思い出の品々、アウトドア用品などをすっきりと片付けることができ、居住空間を広々と保つことができます。
固定階段を設けてアクセスを容易にすれば、出し入れも便利になり、単なる物置としてだけでなく、書斎や趣味のスペース、子供の遊び場など、多目的な利用も検討できるでしょう。
ただし、建築基準法上の制限や断熱・換気対策などを考慮し、計画段階で専門家と十分に相談することが重要です。
まとめ
平屋の新築では、日当たりや風通しの悪さ、収納不足、プライバシーの問題といった、特有の失敗が起こり得ます。
しかし、これらの課題は、中庭の設置による採光・通風の改善、回遊動線によるスムーズな生活、小屋裏収納の活用による十分な収納確保といった設計・間取りの工夫によって、効果的に回避することが可能です。
理想の平屋暮らしを実現するためには、これらの具体的な対策を理解し、満足のいく住まいづくりへと繋げることが重要です。
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