和室のある部屋は、その落ち着いた雰囲気や独特の香りが魅力となり、多くの人に選ばれています。
しかし、賃貸物件となると、日々の暮らしやすさだけでなく、退去時のことまで考慮すべき点がいくつか存在します。
特に、畳の傷みやすさからくる退去費用の心配や、湿気が原因で発生しやすいカビやダニ、さらには家具の配置に関する悩みなど、和室ならではの特性を理解しておくことは、後々の後悔を防ぐために不可欠です。
これらの潜在的なリスクと、それを回避するための具体的な対策を知っておくことで、和室での新生活をより安心してスタートできるでしょう。
和室のデメリット
畳の傷みや汚れで退去費用がかさむ
畳は、その柔らかく吸湿性の高い性質から、日常生活において傷みや汚れが生じやすい素材です。
重い家具を置いたまま移動させると、その重みで畳に深いへこみが残ったり、表面が毛羽立ったりすることがあります。
また、飲み物や食べ物をこぼしてしまった場合、液体がすぐに染み込み、シミとなってしまうことも少なくありません。
これらの傷みや汚れの程度によっては、退去時に借主負担での畳の表替えや交換が必要となり、予想以上の原状回復費用がかさんでしまうリスクが潜んでいます。
湿気によるカビやダニの発生リスク
畳は湿気を吸収しやすい特性を持っているため、適切な換気や湿度管理が行われない場合、部屋の中に湿気がこもりやすくなります。
特に、気密性の高い現代の住まいでは、梅雨時期や冬場の結露などが原因で、畳やその下、壁紙などにカビが発生するリスクが高まります。
カビは見た目の問題だけでなく、特有の臭いを発生させたり、アレルギー症状の原因となるダニを繁殖させたりする温床にもなり得るため、健康面や衛生面での不安要素となり得ます。
家具配置の制約とベッド設置の難しさ
畳の床は、フローリングと比較して、家具の重みによる影響を受けやすいという特徴があります。
特に、ベッドやソファ、大型のタンスといった重量のある家具を直接配置すると、畳が大きくへこんでしまい、元に戻すのが困難になるケースが少なくありません。
このため、和室にベッドを設置したい場合は、畳へのダメージを最小限に抑えるための特別な対策(すのこや厚手のマットレス、保護マットの使用など)が必須となります。
また、カーペットやラグを敷く際も、畳の通気性を妨げないよう配慮が必要です。

和室での生活で後悔しないための対策は?
契約書で畳の補修範囲と費用負担を確認する
賃貸物件を契約する際には、和室の畳に関する原状回復義務の範囲と、それに伴う費用負担について、契約書の内容を隅々まで確認することが極めて重要です。
通常の使用による損耗(「通常損耗」)は賃貸人の負担とされることが多いですが、借主の不注意による傷や汚れ(「借主過失」)については、借主の負担となるのが一般的です。
畳の表替えや交換が必要となった場合の費用が、契約書にどのように明記されているか、あるいは特約事項として定められているかを確認し、不明な点は必ず契約前に不動産会社や大家さんに質問して、認識の齟齬がないようにしておくことが、後々のトラブルを防ぐための第一歩となります。
家具の配置や移動方法で畳の傷みを最小限にする
和室に家具を配置する際には、畳へのダメージを最小限に抑えるための工夫が求められます。
重量のある家具は、畳の上に直接置くのではなく、厚手のカーペットや専用の保護マット、あるいはすのこなどを敷いた上に設置することを強く推奨します。
これにより、家具の重みが一点に集中することを防ぎ、畳のへこみを軽減することができます。
また、家具を移動させる必要がある場合には、畳の上を滑らせるのではなく、必ず持ち上げて移動させるように心がけましょう。
キャスター付きの家具は畳を傷めやすいため、できるだけ使用を避けるか、脚に保護材を取り付けるなどの対策を講じることが望ましいです。
換気と除湿でカビ・ダニの発生を予防する
畳は湿気を吸収しやすい性質を持つため、カビやダニの発生を防ぐためには、日頃からの換気と湿度管理が非常に重要になります。
定期的に窓を開けて空気を入れ替えることはもちろん、部屋のドアを開け放して空気の通り道を作ることも効果的です。
梅雨時や湿度の高い季節には、除湿器やエアコンの除湿機能を活用したり、換気扇をこまめに回したりする習慣をつけましょう。
畳を干す機会が少ない賃貸物件では、部屋全体の湿度を低く保つことが、カビやダニの繁殖を抑制し、快適な室内環境を維持するための鍵となります。
まとめ
和室の賃貸物件は、その落ち着いた雰囲気で人気がありますが、畳の傷みや汚れによる退去費用の発生、湿気によるカビ・ダニのリスク、家具配置の制約といったデメリットも存在します。
しかし、これらのリスクは、契約書での補修範囲や費用負担の確認、重い家具の配置方法の工夫、そして日々のこまめな換気と除湿といった対策を講じることで、十分に回避可能です。
和室特有の注意点を理解し、適切な予防策を実践することで、和室での生活をより快適で満足のいくものにすることができるでしょう。
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